1分でわかる株の割安診断術!『PBR』って何?

2026年の幕開けとなる1月5日の大発会
日経平均株価は昨年末比で1493円高という大きな上げ幅を記録し
終値は5万1832.80円に達しました。

大発会としてはバブル崩壊後の1992年を上回る過去最大の上げ幅だそうです。

日経新聞によると
これまで『壁』と意識されてきた5万1000円台をあっさり上抜けしたのは
AI(人工知能)関連株への旺盛な需要です。

市場全体がこのような活況に沸いていると
つい流行の銘柄に飛びつきたくなりますよね。
しかし、こんな時だからこそ
一歩立ち止まって考えたいのです。

『本当に価値のある、割安なお宝株はどこにあるのかな』と。

前回に続いて
新NISAの投資先を見つける財務指標として『PBR』について勉強しなおしました。

ニュースでも『東証がPBR1倍割れの企業に改善要請!』なんて話題を聞くことも?
投資先として本当のお宝株を見つけ出すために
あなたも『割安株』の診断を出来るように
是非、この記事を読んでいってくださいね

この記事でわかること
  • PBR(株価純資産倍率)の本当の意味
  • 「PBR1倍割れ」がなぜ投資のチャンスと言われるのか
  • 初心者が陥りがちな「低PBRの罠」とその見分け方
  • PBRとセットで見るべき最強の指標「ROE」と「PER」
  • お宝株が見つかる?有望な割安株の探し方3ステップ

目次

まずは基本から!PBRって一体なに?

PBRを一言でいうと
その会社の『値札』です。

会社の持っている純資産(本当の実力)に対して
今の株価という「値段」が割安なのか
それとも割高なのかを示してくれる便利なものさしです。

PBRの『基本』をサクッと理解してみましょう。

PBR(Price Book-value Ratio)とは?

日本語では『株価純資産倍率』

PBRが示すものは
現在の株価が、会社の「1株当たりの純資産」の何倍かを示します。

この「純資産」は
会社が今すぐ解散した場合に株主の手元に残る理論上の価値なので
『解散価値』とも言うようです。

PBR=株価÷1株当たり純資産

見分けポイント
  •  PBRが1倍 
    株価と会社の解散価値が同じ評価。いわば『定価』です。
  •  PBRが1倍未満
    株価が解散価値より安い状態。
    市場からは『バーゲンセール中』と見なされる「割安」な状態です。
  •  PBRが1倍より大きい 
    市場が会社の将来性などを高く評価している状態。
    市場では『プレミアム価格』がついているイメージです。

なぜ近年「PBR1倍割れ」がニュースで話題なの?

実は、日本の株式市場では
上場企業の約半数がPBR1倍割れという異常事態が続いていました。

2021年度末のデータでは
東証プライム市場の約49%、スタンダード市場に至っては約63%もの企業がPBR1倍割れだったのです。

これは、ニューヨーク証券取引所の約27%やナスダックの約16%と比べても、際立って高い割合です。

この状態は市場から
『あなたの会社は、事業を続けるより今すぐ解散した方が株主のためですよ』
と言われているのと同じ意味です。

この深刻な状況を問題視した東京証券取引所(東証)が
特に継続的にPBR1倍を割り込んでいる企業に対して
『資本コストや株価を意識した経営に転換し、改善策を開示しなさい!』と強く要請したのです。

この動きが引き金となり
多くの企業が本気で株価を上げようと動き出したため
今、大きな投資のチャンスが生まれているのです。

私も投資を始めた頃は「PBR1倍割れは宝の山だ!」と信じていました(笑)。

PBRは業種によって「平均点」が違う!

注意しないといけない判断基準として
前回のPERの説明でもいいましたが
『業種によって基準値が大きく異なる』ということです。

例えば
工場や設備など多くの資産を抱える製造業や銀行業は
PBRが低めに出る傾向があります。

一方で、大規模な設備が不要なIT・サービス業などは
資産が少ないためPBRが高めに出やすいのです。

したがって、PBR1倍という基準だけで全ての会社を比較するのではなく
『同業他社と比べてどうか?』という視点を持つことが、より正確な分析につながります。


PBRの罠とチャンス

PBRが低いからといって
すべてがお宝株ではありません。

そこには『罠』と『チャンス』が混在しています。

罠である万年割安株(バリュートラップ)

 PBRが低く、ROEも低い場合
その株は市場から見放され
株価が低いまま放置される「万年割安株」である可能性が高いです。

これが「価値の罠(バリュートラップ)」です。

私も昔はこの数字の罠にハマって数字だけを見てました。
だから今は、PBRの数字そのものより
『なぜこの会社のPBRは低いんだろう?』という理由を必ず調べるようにしています。

チャンスは企業の変革

東証の要請を受け企業が本気で変わろうとしています。
具体的には『自社株買い』や『増配』といった株主還元を強化したり
経営改善に本気で取り組んだりすることで
これまで評価されてこなかった株価が大きく見直される可能性があります。

えりちゃんす

この「なぜ」を調べる過程にこそ
お宝株を見分けるヒントが隠れているのです。


PBRだけ見るのはNG!組み合わせて見る『PERとROE』

低PBRの理由を探る上で
アマチュアとプロを分ける魔法の公式があります。
それが以下の関係式です。

PBR = PER × ROE

株価純資産倍率=株価収益率×自己資本利益率

PER

市場からの『将来への期待度』。
利益に対して株価が何倍まで買われているかを示します。

こちらは前回の記事を読んでもらうと詳しく説明しています。

ROE

会社の『稼ぐ力』。
自己資本をどれだけ上手に使って利益を生み出しているかを示します。

また、ROEについては記事にしようと思います。

私も最初はアルファベット3文字が多くて
覚えては忘れを繰り返していました(笑)。


有望な「PBR1倍割れ銘柄」の見つけ方3ステップ

さあ、ここからは実際に有望な割安株を
どうやって見つけるのかを3ステップで探し方をお教えします。

一番大事なのは
会社がPBR改善にどれだけ『本気』かを見極めることです。

その本気度は、会社の公式サイトにある『IR情報』や『決算説明会資料』に表れます。

ここから具体的な行動計画を示すキーワードを探すのが重要なポイント。

キーワード例
  • 事業ポートフォリオの見直し
  • 資産効率化(アセットライト経営)
  • 政策保有株式の縮減

では具体的なステップとして以下の3ステップを意識してみて下さい

STEP
PBRが1倍未満の会社をスクリーニングする。

これは証券会社のツールを使えば簡単に一瞬で見つかると思います。

STEP
ROEが8%以上、または年々改善傾向にある会社を選ぶ。

『稼ぐ力』があるかを見極めます。

STEP
キーワードに挙げたような取組を確認する。

IR情報の中期計画や社長からのメッセージのようなところを見てみて下さい。
本気度が伝わるキーワードを探します。

えりちゃんす

みんなが気づく前に
キラリと光る会社を見つけ出せると格別ですよね。


まとめ

PBRは、単なる割安さを示す指標ではありません。

ROEやPERと組み合わせることで
企業の『稼ぐ力』と『将来性』を見抜くための強力なツールになります。

PBRを学んで
数字の裏にある企業の戦略を読み解くことで
本当のお宝銘柄を見つけ出す絶好のチャンスです。

ぜひ、あなたの新NISAで最初のお宝銘柄を見つけてみてください!

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