「押し目買いを狙う?」「そろそろ底打ちかな〜」
投資に興味を持ち始めると、ブログや動画でよく耳にする言葉ですよね。
私も投資を始めたばかりの頃は、専門用語を覚えるだけでも一苦労。しかも、意味を勘違いして失敗した経験もたくさんありました。
でも、基本用語を正しく理解するだけで、投資の勝率はグッと上がるんです!
この記事では、株式投資初心者が必ず押さえておきたい6つの用語を、わかりやすく解説します。
2025年、新NISAでいよいよ投資デビューするあなたへ──。
この記事を読んで、まずは「負けない基礎力」を身につけましょう!
この記事で分かること
- 押し目買いとは?具体例で解説
- 戻り売りの注意点と実践方法
- 高値掴みを防ぐシンプルなコツ
- 底打ちパターンの見極め方
- ブレイクアウト・天井売りの成功ルール
株初心者必見!押し目買い・戻り売りなど6大用語
押し目買いとは?タイミングと注意点
落ち着いて押し目を拾う
上昇トレンド中の「一時的な下落」を拾う 押し目買いは、上昇相場で一時的に価格が下がったタイミングを狙う戦略。たとえば、ニュースで好材料が出た直後など、株価が短期的に調整する局面がチャンスです。焦って高値掴みするのではなく、落ち着いて押し目を拾うのがポイント!
実はトレンド転換だった
押し目買い失敗例と対策 押し目と思ったら、実はトレンド転換だった…という失敗もよくあります。これを防ぐには、「移動平均線(25日線)を割らない限り買う」といったルールを事前に決めておくのがおすすめ。感情に流されず、冷静な判断を!

これは2024年6月〜7月初旬の日経平均株価チャートです。
6月中旬、39,000円付近で一旦上昇が止まり、調整局面に入りました。
その後、6月末にかけて株価は下落し、最安値は37,950円を記録。
しかしそこから反発に転じ、7月に入って力強く上昇。最終的には42,426円まで急騰しています。
この赤丸で囲った下落から反発に転じる場面──ここが「押し目買いチャンス」です!

押し目買いは「上昇トレンド前提」が鉄則!25日移動平均線を割ったら無理に買わないルールを持とう。
戻り売りとは?下降トレンドで利益を取る方法
戻り売り=反発を狙って売るテクニック
下降トレンド中に一時的な上昇(戻り)を利用して売りポジションを取る手法です。たとえば、悪材料で下げ続けている株が、決算発表後に一瞬上がる場面などが狙い目です。
戻り売りでの落とし穴とは?
「戻り」が思ったより強く、本格反転してしまうパターンも。これを防ぐには、エントリー前にMACDやRSIなどテクニカル指標で確認するクセをつけましょう。あくまで「下降トレンド継続中」を前提に売ることが鉄則です。


これは2024年4月頃の日経平均株価のチャートです。
3月後半に41,087円まで上昇したあと、株価は下落に転じました。
その後、4月初旬に一時的な反発(戻り)を見せますが、39,774円付近で上値が重くなり、再び下落に転じています。
この赤丸で囲った部分が、典型的な「戻り売りチャンス」です。
下降トレンド中に小幅なリバウンドが起きても、下方向への圧力が勝っているため、戻ったところで空売りを仕掛けた投資家が利益を得やすい局面です。



戻り売りは「下降トレンド中」が大前提。エントリー前にMACDやRSIで弱気サインが出ているかを必ず確認しよう。
高値掴みとは?失敗パターンを回避するコツ
高値掴みはなぜ起こる?
株価が急騰していると「今買わなきゃ!」と焦る心理が働きます。これが高値掴みの原因。特に、SNSやメディアで話題になった銘柄に飛びつくのは要注意。バブルのように一気に下落する危険もあります。
急騰している銘柄には冷静に
高値掴みを防ぐシンプルな方法 一番シンプルな防止策は「追いかけ買いをしない」こと。急騰している銘柄には冷静に一呼吸置くルールを設けましょう。逆指値(ストップロス)注文を活用するのもリスク管理に有効です。


これは、2024年5月〜6月のJT(日本たばこ産業)の株価チャートです。
5月初旬、「加熱式タバコへの大型投資」というニュースが出たことで、5月10日前後に株価は急騰しました。その後も勢いを保ち、6月11日には上場来最高値を更新します。
しかし、好材料による上昇にもかかわらず、その後の利益確定売りの影響と6月末の権利落ち日で、大きく下落。いまだにその最高値を更新できていません。
材料株の急騰に飛び乗ると、高値掴みになるリスクがある──このチャートは、その典型例の一つと言えるでしょう。



SNSなどで話題の急騰銘柄は要注意!煽りが大半だと前提でチャートの出来高・MACD過熱を必ずチェックする癖をつけよう。
底打ちとは?株価反発の兆しを見逃すな
底打ちパターンとは?
底打ちとは、長い下落トレンドのあと、株価が下げ止まり、反転上昇しそうな局面を指します。特徴として、連続する下ヒゲローソク足や、出来高の増加とともに小さな陽線が並び始めることが多いです。焦って飛びつかず、確実に底打ちサインが複数出ているかを確認しましょう。
底打ちの見極めポイント
底打ちを狙うなら、MACDのゴールデンクロスや移動平均線の下から上への突破を目安にするのがおすすめ。特に「ダブルボトム」や「逆三尊」といったチャートパターンが出れば、より信頼度は高まります。ただし、戻り売りに押されて再び安値更新するリスクもあるため、損切りラインの必ず設定を。


これは2023年11月〜2024年1月にかけてのホンダ(7267)の株価チャートです。
12月に入ってから株価は下落基調が続き、1月初旬には1,386円まで下落しました。
しかし、この最安値付近でローソク足を見ると、下ヒゲの長い足が出現し始め、下値抵抗線(1451円ライン)を意識するような動きが出ています。
その後、出来高がじわじわと増えながら、株価が切り返し、力強く上昇に転じました。
このパターンは、典型的な「底打ち反転型」の動きです!



底打ちは「反発サインの複数確認」がカギ。MACDゴールデンクロスやダブルボトム出現を待つ冷静さを持とう。
ブレイクアウトとは?勝ち組投資家が狙う一瞬
勝ち組投資家が狙う一瞬
ブレイクアウトとは、長期間続いたレンジ相場(横ばい)が上下どちらかに突き抜ける現象です。特に上抜ける場合、売り手の力が弱まり、買いの勢いが勝ったサイン。チャート上では「ボックス相場の上限ライン突破」として視覚的にわかりやすく出ます。エントリーのタイミングが命!
ブレイクアウト成功のコツと注意点
ブレイクアウトを狙う際は、「出来高の急増」を必ずチェックしましょう。出来高が伴わないブレイクは「だまし」で終わることも多いため要注意。また、直前の高値や心理的節目を超えたかもポイントです。成功したら一気に利幅を狙える反面、だましの場合は即撤退する判断力も必要です。



ブレイクアウト成功には「出来高急増」が必須条件。出来高が細いままならエントリーを一旦見送ろう。
天井売りとは?プロでも難しいピーク見極め術
天井売りとは?その難易度を理解する
天井売りとは、株価がピークに達したと判断し、利益確定のために売る戦略です。しかし、天井がどこかを完璧に当てるのは至難の業。RSI(相対力指数)が70超え、MACDデッドクロス、出来高急減など「過熱のサイン」が複数重なるタイミングを目安に慎重に売却を検討しましょう。
天井売りを狙う際のリスク管理術
天井売りを狙うときは、分割利確が鉄則です。「全ポジションを一度に売る」のではなく、半分ずつ、段階的に利益を確定していくとリスクを抑えられます。また、「上がりすぎたらラッキー」「下がったら早めに逃げる」という柔軟な心構えを持つことで、心理的な負担も大きく軽減できます。



天井売りは「完璧を狙わない」が鉄則。7〜8割利確できたらOKと割り切るメンタルが大事!自分ルールを決めておきましょう。
株式投資で成功するには、押し目買いや戻り売りといった基本用語を正しく理解し、実戦で使いこなすことが大切です。
特に、焦りや欲に流されると、高値掴みなどの失敗に直結しやすいので要注意!
最初のうちは「小さな利益でもOK」と割り切る心構えが、リタイヤせずに続ける秘訣です。
コツコツと経験を積みながら、あなた自身の投資スタイルを育てていきましょう!
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