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パラボリックSaRとは?

株式投資を始めたばかりの頃、「どこで買って、どこで売ればいいの?」と悩んでいた私。
チャートを見てもチンプンカンプンで、感覚だけでトレードしては損失を出す日々…。

そんな中で出会ったのが「パラボリックSAR」というテクニカル指標でした。
実はこれ、トレンドに乗るための“道しるべ”みたいな存在で、初心者でも視覚的にわかりやすいんです。

今回は、私が投資歴18年で身につけた知識を、投資を始めたばかりのあなたにもわかるように丁寧に解説します。
次のトレードで「なんとなく買ってみた」が「根拠を持って買えた」に変わる、そんな記事です。

この記事で分かること
  • パラボリックSARとは何かが分かる
  • 「SAR」の意味や英語名の由来
  • パラボリックSARの見方と基本設定
  • 買いシグナル・売りシグナルの判断方法
  • 実践で使う際の注意点と他指標との組み合わせ方

目次

パラボリックSARとは?

SARは“Stop and Reverse”の略
パラボリックSARは、トレンドが転換したタイミングを示すための指標です。
グラフ上では点で表示され、ローソク足の上下に現れます。SARとは「ストップ・アンド・リバース」の略で、ポジションを転換する目安という意味。名前のとおり、反転を見極める道具なんですね。

開発者は誰?どうやって生まれた?

ワイルダー氏による「逆張りの逆転」ツール
パラボリックSARを考案したのは、J. Welles Wilderという元エンジニア。RSIやADXなど他の有名な指標も作ったすごい人です。彼はトレンドの転換点を「数式で予測」できないかを考え、この指標を生み出しました。

まさに“逆張り卒業”のための発明だったわけです。

チャートでの見方

点がローソク足の下なら上昇トレンド
パラボリックSARの見方は簡単。点がローソク足の下にあれば買いの勢いが強く、上にあれば売り優勢と判断します。点が上下に切り替わるタイミング=「トレンド転換の可能性があるサイン」です。

えりちゃんす

ちょうど記事を書いている今日、三菱商事に上昇のサインが出ているよ


設定値の意味と使い分け

加速因子(AF)を理解しよう

パラボリックSARには「加速因子(AF)」という設定値があります。
通常は0.02からスタートし、最大0.2まで上がります。
この数値が大きいほど、点の動きが速くなり反応が敏感になります。

例:短期トレードにはAF高め、長期投資には低めが◎


パラボリックSARの売買シグナル

⭐️点が切り替わったらポジション転換のサイン

ローソク足の上から下に点が移動したら買い、下から上に点が移動したら売りのシグナルとされます。ただし、必ずしも大きなトレンドになるとは限らないので、だましには注意が必要です。


使うときの注意点
レンジ相場ではだましが多発する。
パラボリックSARはトレンドフォロー型の指標です。
だから相場にトレンドがない(横ばいのレンジ状態)と誤ったシグナルが出やすくなります。
特に初心者は、シグナルが出たから即エントリー!ではなく、他の情報と組み合わせて判断しましょう。


他の指標との組み合わせ

RSI・移動平均線と併用が効果的

パラボリックSAR単体では心もとない場面もあります。
RSI(相対力指数)で買われすぎ・売られすぎを確認したり、移動平均線でトレンド方向を見たりすることで、だましを回避しやすくなります。
複数の“根拠”で判断することが成功のカギです。


実際のトレードでの活用例

三井物産のチャートで確認

例えば、三井物産(8031)の週足チャートで、2023年5月(赤い目印)に点がローソク足の下に切り替わり、その後株価が約15%上昇した場面がありました。このように、SARの転換タイミングを「起点」にエントリーした例も実際にあります。

(8031三井物産:2023年2月〜2023年7月のチャート図)

えりちゃんす

こんな取引ができたら
めちゃくちゃ気持ちいいですよね〜


まとめ

私はトレンド相場になると、ほぼ反射的にパラボリックSARを起動します。
ローソク足の上下にポチポチ現れる点々が、
「そろそろ潮目変わるで」と耳打ちしてくれるような頼もしさがあるんです。
もちろん、万能ではありません。

レンジ相場ではだましに遭って「お前じゃなかったんかい」とツッコみたくなることも。
でもRSIや移動平均線と組み合わせれば、急に寡黙な相棒が饒舌になる瞬間もあるんです。

投資初心者ほど、こういった“自分に合う指標”を持っておくと判断に軸が生まれます。私はこの点々を使い始めては5、6年といったところですが、懐刀的に信頼しております。

次にチャートを開くとき、ぜひこの小さな点に目を向けてみてください。それ、未来のあなたに語りかけてるかもしれませんよ。


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